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突然足の指が痛くなる痛風発作に前兆はない?尿酸値が低くてもなる?

 


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突然、歩くこともできない激しい痛みに襲われる痛風。

 

なんの前兆もなく起こる痛風発作、じつは誰の身にも降りかかることなんです。

 

欧米では大昔から存在するけど、日本には馴染みの薄かったこの病気、今では60万人近くが患っているといいます。

 

 

今回は、現代社会において誰もがなりうる身近な病気、痛風について見ていきます。

 

 

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痛風の発作はどうして起きる?

 

いろいろな食物に含まれる旨味成分プリン体。

このプリン体は肝臓で代謝され、尿酸となります。

 

通常なら尿酸は、溶けてオシッコや汗として排泄される物質です。

 

しかし何らかの原因で血中尿酸濃度が高くなると、尿酸が溶けにくくなり、結晶に変化します。

 

結晶化した尿酸は関節に付着し、溜まっていきます。

 

その溜まった結晶が何らかの刺激で剥がれ落ちると、そこで炎症が起き、激しい痛みや腫れの症状、つまり痛風の発作が現れるというわけなんですね。

 

尿酸の結晶は細い針のような形をしています。

これが関節に溜まっていきます。

 

痛風になった人は「釘で刺されてるような痛さ」と言ったりしますが、なにもこの結晶が関節に刺さって痛むわけではありません。

 

関節から剥がれ落ちた結晶を異物とみなした体内の免疫細胞・白血球が、結晶と戦って炎症をおこすために関節部分では激しい痛みが生じます。

 

同時に赤く腫れ上がったり熱を持ったりするわけです。

 

痛風は7日〜10日間痛みが続くと言われます。

白血球には、ウイルスや病原菌ではない尿酸の結晶を溶かす力はなく、戦いは長引くため、これほど長く痛みが続いてしまうんです。

 

痛みが引いても、尿酸の結晶がなくなったわけではなく、今後も結晶を増やさない・尿酸値を上げないと言った治療・努力を続ける必要があります。

 

痛風で痛みや腫れが生じるのは、ほとんどの場合、足の親指の付け根です。

その他にもかかとや足の甲、くるぶし、ひざなどに起きることもあります。

 

かつては40〜50代の男性に多かった症状ですが、食べ物や生活習慣が昔に比べて劇的に変化した現代社会においては、20〜30代の若者や女性にも起こっている生活習慣病のひとつになっています。

 

 

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前兆はあるの?

 

痛風の発作は、ある日突然なんの前触れもなく襲ってきます。

 

 

あなたがこれまで一度も痛風になんてなったことがないよというなら、全く突然の痛みに驚くと同時に、これが痛風というやつか!と気づくことになるでしょう。

 

 

でも、何度か痛風を経験している人だと、発作が起こる少し前に、患部に違和感を覚えたり、「もうじき来る!」と感じたりするそうです。

 

その違和感・前兆というのが、関節がムズムズするとか、ピリピリするとか、打ち身のようなズ〜ンと重い・鈍い痛みを感じるということだそうです。

 

こうした前兆症状を感じたとき、痛風の発作が起きる前に早めに服用すると、痛みを軽減してくれるコルヒチンという予防薬もあります。

 

コルヒチンは尿酸結晶と白血球が戦って起きる炎症を和らげてくれますが、痛風の発作が起きてから飲んでも効果がありません。

 

もしあなたが長らく痛風に苦しんでいるなら、前兆を感じたときに服用するように携行しておくといいですね。

 

ただし、飲みすぎると吐き気や下痢が起きたり、胃腸や筋肉に障害が出ると言った副作用があります。

 

前兆があったときだけ、1錠を服用するようにしましょう。

 

 

尿酸値が低くても痛風になるの?

 

正常な血中尿酸値は、男性で4.0mg/dl〜6.5mg/dl、女性で3.0mg/dl~5.0mg/dlとされています。

つまり、これ以上だと血中尿酸値が高いということになり、尿酸結晶ができやすいということになります。

 

そして同様に、尿酸値が低くても尿酸は結晶化してしまうそうなんです!

 

低尿酸血症と言って、血中尿酸値が2.0mg/dl以下になると、結晶化してしまうようです。

 

痛風が男性の病気とされてきたのは、もともと男性よりも女性の方が尿酸値が低かったからなんですが、逆に尿酸値が低すぎてもなるんなら、これは女性の方がかかりやすいともいえますね。

 

もともと尿酸値が低いところに無理なダイエットや食事制限などで、食品に含まれるプリン体の摂取が少なくなると、低尿酸血症で痛風の症状が現れるというのも、なるほど頷けますね。

 

 

あとがき

 

幸いにして私はいまだ、痛風の症状がでたことはありません。

 

でも周りには、友人・知人含め30代〜60代の痛風患者がたくさんいます。

 

ぜいたく病という名前で知られてきましたが、食べ物・飲み物だけじゃなく、ストレスや運動不足、睡眠不足などの生活習慣、遺伝や降圧剤の副作用で尿酸値が高くなったりもするんです。

 

さらには運動不足だけでなく、激しい運動でも尿酸値は上がります。

 

私も激しい運動をしょっちゅうやってて、しかもプリン体の多いビールもごくごく飲んでましたから、十分に痛風発作が起きる要因を、思いっきり作ってたんですね。

 

運動不足はからだによくないというのは知られていても、運動のし過ぎもまたよくないというのを、今回調べたことで改めて知りました。

 

あと、ドカ食い・早食いもいけないようです。

なんでもほどほどにという事ですね。

 

 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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