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かかとがガサガサ!これって水虫!?かゆくないけど放置はマズイ!

 


23de5b35eacc73d149eba29c77ceb6b4_s寒い時期になってかかとがカサついてきたと感じる人は多いはず。

 

かかとが硬くガサガサになって、白い粉をふいたようになるのは乾燥によるもの、あるいは年齢のせいと思っていませんか。

冬場は毎日保湿クリームを塗っているのに、全くかかとのカサつきが治らないという人は、水虫になっている可能性があります。

 

寒い時期のことだし、かゆくないから水虫だとは思わず、気付かず放置していることだってあるんです。

 

 

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かかとのガサガサは水虫?

 

確かに乾燥肌でもかかとはガサガサになりますが、かかとの水虫でもひび割れやあかぎれなど、乾燥肌と同じような症状が出ます。

 

手でこするとかかと表面の粉がついたり、皮がポロポロ剥がれ落ちることもあります。

こうした場合かかとの水虫の可能性を疑うべきですが、一番のポイントとなるのは、過去に一度でも水虫になったことがあるかどうか、ということです。

 

誰もが知る水虫というのはカビの一種です。白癬菌と呼ばれるもので、どこにでも存在するありふれた菌です。

暖かく湿気の多い場所にはうじゃうじゃ存在し、素足で歩いていると簡単に足にくっついてきます。

 

なので男女問わず、小さい子どもであっても、誰もが白癬菌、つまり水虫の元を足にくっつけていると考えられます。

 

白癬菌はくっついてもすぐには水虫にならず、水で簡単に洗い落とすことができるので、24時間以内に足を綺麗にすれば感染することはありません。

 

でも、長時間通気性の悪い靴を履きっぱなしで足が蒸れやすい人は、足の表面に付着した白癬菌が繁殖しやすい状態にあります。

 

そういう人はまず、足の指の間の皮がめくれたり、かゆくなったりする、よく知られた水虫の症状が出始めますね。

 

あるいは足裏に小さな水ぶくれがポツポツでき、かゆみを感じた人。

 

過去にこういった症状が出た人で、今はなんともないけど、かかとだけはガサガサして白く粉をふいているのであれば、かかとが水虫になっている可能性が高いんです。

 

 

かかとの水虫ってかゆくないの?

 

かかとの水虫はかゆみを伴わないタイプのもので、角質増殖型水虫といいます。

 

自覚症状がないうえ乾燥肌にも似ているので、保湿クリームは塗っても水虫としての治療はしないという人も多いわけです。気づいてないですからね。

 

裸足で歩くと、白癬菌を含んだ皮をポロポロ床に落とし、他の人にも移してしまう、困ったタイプの水虫です。

 

このかかとの水虫は、白癬菌が付着・感染してすぐに出る症状ではないんです。

 

水虫は大きくわけて3つのタイプ

 

  • 指の間にできてかゆみを伴う趾間型
  • 足裏や側面に小さい水ぶくれができてかゆみを伴う小水疱型
  • そして、かかと水虫に代表される角質増殖型

 

の3つが挙げられますが、まず趾間型や小水疱型の水虫ができ、それが進行しないと角質増殖型、いわゆるかかとの水虫にはなりません。

 

かかと水虫の人は、以前に指の間の水虫や足裏の水ぶくれができたことがあるが、完治していなかったと考えられます。

 

薬を使って1〜2ヶ月で、かゆみや見た目の症状が消えたとします。

でも実際に白癬菌を根治するには、皮膚が完全に入れ替わるだけの期間・6ヶ月ほどが必要なんです。

 

その間ずっと薬を続けないと、見た目が良くなったからといってやめてしまっては、白癬菌を体内に残したまんまの状態になってしまうんです。

 

残った白癬菌は角質層の分厚い部分・より深い部分に根を張ります。

 

真っ先に水虫になる足指や足裏にはかゆみが出ていたのに、そこから進行してしまったかかとの水虫ではかゆみが出ません。

 

分厚い皮膚に根を下ろしているからかゆみを感じないと思われがちですが、実際は免疫細胞が白癬菌を外敵とみなさなくなり、かゆみ成分を分泌しなくなったためだともいわれています。

 

つまり、感染の度合いとしては、かなり重症化しているということになります。

 

 

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かかとの水虫の放置はキケン!

 

水虫の症状でもかなり進んでしまったかかと水虫ですが、かゆみによる自覚もないので放置する人も多いようです。

 

でもある程度進行したこのかかと水虫は、放っておくといろいろな二次被害が出てくるんです。

 

二次感染


分厚くなったかかとがひび割れを起こして出血することがあり、そこに別の細菌が入って炎症を起こすことがあります。

 

全身にうつる


かかとを触った手でからだを触ったり、角質部分を掻いて粉が舞い散り、広がっていきます。

寝ている時に知らず知らずのうちにかかとで足をかいたりして、かかとが水虫感染を起こすこともあります。

 

爪水虫


爪がにごり、分厚くなったり変形したり、ボロボロ崩れたりする爪水虫。

角質層からさらに進行し、かたい爪の中に根を張ります。

 

以前はかかとの水虫は、塗る薬では根治は難しく、飲み薬しか効かないとされてきました。

 

今では薬も進化し、塗り薬でかかとを治すことも可能になってきましたが、爪の水虫・爪白癬は今でも飲み薬が主流です。

 

爪水虫になると治すのが大変です。

 

皮膚と違って、硬く分厚い爪の中なので治るまでに数ヶ月かかり、薬代も根気もかなり必要になってきます。

 

かかとの様子で水虫かなと思ったら、病院へ行って調べてもらいましょう。
かかるのは皮膚科です。

 

 

あとがき

 

常にからだの一番下にあって汗も溜まりやすく、蒸れやすい足。

 

お風呂で洗うにも注意しないと、細かな傷がついたらそこから白癬菌が侵入し、通常よりも繁殖しやすくなってしまいます。

 

お湯でふやかした足裏や指、かかとは、ナイロンタオルなどは使わず、石鹸をつけた手で揉むように洗いましょう。

 

かかとの水虫に、軽石やヤスリで削るかかとケアは悪化の元です。

傷もつき、白癬菌を含んだ粉が舞い散ってしまうので注意しましょう。

 

 

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管理人:かいり 

介護福祉士の資格を持つ管理人、

健康すっきり生活館の館長・かいりです。

仕事で経験したこと、学んだことをメインに実のある情報をお届けしていきます。

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